ステンレス製品のスポット溶接部分が取れて困っています。
2005年10月 東大阪 N社様からの相談内容
地元企業にプレス加工をお願いしているのですが、
よくハンドルのスポット溶接が取れて困っています。
プレス工程も含めて、そちらで何とかなりますか?
それから製品の最終仕上げをする研磨作業人材が、
こちらで不足しています。そちらで対応は可能ですか?
2005年11月 笠原プレス工業と溶接業者で問題解決しました
さっそく商品サンプルを送ってもらいました。
プレス工程の内容、溶接強度の内容を聞き、
弊社がお願いをしている溶接業者と相談しました。
スポット溶接の電気設定値、電極のメンテナンスの頻度等を改善し、
スポットの溶接強度を高めました。プレス加工、洗浄は弊社の社内で、
スポット溶接は外注で行い、今では部品の安定供給をしています。
また研磨仕上げの工程問題は、材料の表面にSPH(青いビニール)を貼り、
BA材(材料生地のままの光沢材)で対応をしました。
研磨作業をしなくても、材料自身が持っている光沢を利用し、
研磨工程を省いて製品作りをしています。
結果的に製造全体の単価を抑えて作る事ができ、お客様に喜ばれました。

- 材質:SUS316(18-12-moステンレス)
- 仕上:BA材(材料生地の光沢材)
- 加工:スポット溶接